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EXHIBITION

いくつもの夜をこえて ヨーロッパ発、絹の道、そして日本へ
フィリップ ヴァレリー写真展

Ispahan, “Madonna” in the Imam Mosque © Philippe Valery

Ispahan, “Madonna” in the Imam Mosque © Philippe Valery

2013.6.27 THU - 7.17 WED

12:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

フィリップ ヴァレリーは幼いころから、アジア、とりわけ日本の古い美術品などにかこまれて育ち、また日本人との交流もある環境のなかで、自然と東洋好き、日本びいきの青年へと成長していきました。その関心はより広く世界を知りたいという思いへとつながり、その思いを満たす環境を求めながら、ビジネスマンとしての道を歩みつつ、日本、アジア、南米へと、さまざまな形で旅を重ねていきます。その後のパリでの安定した生活が、ヴァレリーに更なる旅立ちを決意させ、1998年、シルクロードを踏破してみたいというとてつもない計画を実現させる旅に出発します。この度の写真展では、約2年間をかけて16カ国を歩いてきたヴァレリーが各地で眼にし、自身で捉えてきた旅の記録をご紹介するとともに、世界への扉を開くきっかけとなり、約10年の時を過ごした国、日本で、彼が出会いカメラに収めた風景の数々もあわせて展示いたします。そこには、「民族衣装や、古来の食習慣、先祖からの伝統を守っている人々に会いたい」と歩き続けたヴァレリーの思いが溢れています。

ARTIST

フィリップ ヴァレリー
Philippe Valery

1964年フランス マルセイユに生まれる。1983年初来日。1985年、ESSEC(エセック経済商科大学院大学)卒業後、1986年から1989年まで在大阪フランス総領事館勤務。その後1998年8月から2000年10月の約2年間にわたりシルクロードを徒歩で横断。その間訪れた国はセルビア、トルコ、グルジア、アルメニア、イラン、ウズベキスタン、タジキスタン、アフガニスタン、中国など16カ国に及ぶ。その体験をまとめた著書「シルクロード紀行 いくつもの夜を越えて ― 絹の道に暮らす人々との出会いと別れ(原題:par les sentiers de la soie)」はドイツ語および日本語に翻訳された。2002年からは東京で数社に勤務 、サンゴバン・ハングラス・ジャパン株式会社にて社長を務めた後、2009年に同社を退社。現在は、同社のフランス系列会社であり、吹きガラス製法で板ガラス・ガラス製品の製造を行うヴェリ・ドゥ・サンジュスト社のゼネラル・マネジャーを務める。

REPORT

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