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CONCERT

CHANEL Pygmalion Days
Special Concert
千葉清加&江崎萌子
デュオ・リサイタル
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ
全曲演奏会

2025.8.24 SUN

INTRODUCTION

シャネル・ピグマリオン・デイズ 2013年参加アーティスト 千葉清加(ヴァイオリン)と2018年参加アーティスト 江崎萌子(ピアノ)が、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲を2公演に分けて演奏する、スペシャルコンサートを開催いたします。

2024年、シャネル・ピグマリオン・デイズの公演で初共演を果たした二人。互いの音楽に深く共鳴し合い、まるで自然に音楽が立ち上がってくるような、特別なひとときを生み出しました。音楽家としての人生において忘れがたい経験となり、終演直後には、デュオとして演奏を続けたいという強い想いが、自然と二人のあいだに芽生えたといいます。そしてこのたび、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲に挑むデュオ・リサイタルが実現いたしました。

芸術を愛し、若き才能を支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぐシャネル・ピグマリオン・デイズは、二人の挑戦を後押しいたします。豊かな音楽性と繊細な対話から生まれるデュオの世界を、どうぞご堪能ください。


A MESSAGE FROM THE ARTISTS
公演によせて

昨秋シャネル・ネクサス・ホールにて、ピアニストの江崎萌子さんとベートーヴェン及びブラームスで共演いたしました。音楽が調和する瞬間は、多くの言葉を交わさずとも心が通い合い、そこに生み出される空間は、私の演奏家人生の中でも忘れられないものとなりました。

昨年のご縁により、この度シャネルがブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の演奏会を開催してくださるはこびとなりました。ブラームスの全曲演奏会を江崎さんと実現できることは、望外の喜びでもあり、デュオが創り出す音楽空間に今から心を躍らせています。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ3曲は、彼の深い感情と詩的な表現が凝縮された作品群です。第1番<雨の歌>は、優しい雨音のように郷愁と祈りが溶け合う作品。第2番は明るさと温もりに満ち、友情や愛を静かに表現した作品。第3番は激情と沈思が交錯する、晩年のブラームスらしい深い陰影を持った傑作です。ブラームスが音に込めた喜びと哀しみ、光と影。彼の紡いだ音楽の世界を、皆様と共有できることを楽しみにしております。

千葉 清加(ヴァイオリン)

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舞台に立ち続けていると、知らず知らずのうちに自身の音楽的な癖あるいは身体的な癖、また「なんとなく伝統的・慣習的にこう弾くものだ」と耳が覚えてしまった演奏解釈に偏りがちになってしまうことがあります。目の前の楽譜に常に初心で向き合い、コンサートで演奏する瞬間まで「作曲家がこの曲で本当に意図したことは何なのか」を問い続けるのは、想像以上に難しいことだと思うのです。だからこそ、そうした姿勢を貫き続けている音楽家に出会うと、心から感銘を受け、敬意と憧れを抱きます。

清加さんとは昨年、シャネル・ネクサス・ホールにて、ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第8番、ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番という王道プログラムで、デュオとしては初めて共演させていただきました。リハーサルの時から彼女の鮮烈なまでに真摯、かつ妥協のない姿勢に多くを学び、コンサートでは、清加さんのおかげで何度も演奏してきたはずの作品に新たな本質を見出したようで、深く感動したのをよく覚えております。私にとって最も忘れられないコンサートのひとつとなりました。

その演奏会の後、次はブラームスのソナタ全曲を弾きたいねと自然に口をついた願いが、こうして実現することをとても嬉しく思います。この機会を叶えてくださったシャネルの皆さま、そしてご来場くださる皆さまに心から感謝を申し上げます。

江崎 萌子(ピアノ)

SCHEDULE

View Program ▼

8AUG

24 SUN

17:30 開場 / 18:00 開演

ブラームス:
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 イ短調 作品78

休憩

ブラームス:
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ニ短調 作品108

(第2番を含む公演は、2026年に開催予定です)

※公演日、プログラムは変更となる可能性がございます。予めご了承ください。

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