シャネルの創始者であるガブリエル シャネルは、ピカソやストラヴィンスキーなど多くの芸術家たちを支援し、当時「Pygmalion(ピグマリオン)」と称されました。ピグマリオンという言葉はギリシャ神話に語源を持ち、才能を信じ、支援することで、開花させるという意味があります。シャネル・ネクサス・ホールでは、芸術を愛し、支援したシャネルの精神にもとづき、若手音楽家に一年を通じてそれぞれ5回の演奏機会を提供する「シャネル・ピグマリオン・デイズ」という音楽プログラムを開催。今年19年目を迎えるこのプログラムで、これまでに86名の演奏家が経験を積み、音楽家としての新たな一歩を踏み出しています。
シャネル・ネクサス・ホールでは、「室内楽を学ぶこと」は更なる成長を目指す若手音楽家にとって大変貴重な経験であり、また、室内楽は聴衆である皆様の音楽の楽しみの幅を広げてくれるものであるとの想いから、「シャネル・ピグマリオン・デイズ 室内楽シリーズ」を開催してきました。3年ぶりとなる今回のコンサートでは、シャネル・ピグマリオン・デイズで経験を積んだ音楽家たちが集結し、互いに導きあいながら室内楽の楽曲に取り組みます。生き生きとした魅力あふれる演奏の数々を、どうぞお楽しみください。