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2017.11.24 FRI

CONCERT

シャネル・ピグマリオン・デイズ 2018
プログラムに寄せて

ひとつひとつのリサイタルがナラティブかつユーモラスであるよう、そして同時に一年間で何か大きな物語を描ければと、思い切って全6回を通して時代を追うプログラミングを考えました。
けれどあくまで柔軟に。クロノロジカルにするということは、すなわち時によって壁をつくることを意味するのではなく、異なる時と場所で書かれた曲の関連性を顕にしながら、むしろその壁を取り除いていき、そこに新たな発見をも見出したいという狙いがあります。どの回にいらしていただいても、それぞれ楽しんでいただけると思います。
世界中に才能あるピアニストが溢れかえる今、自らの使命を問う日々です。このシリーズと共に、私自身の新たな時代も切り開いていけたらと思っています。

2017.11.22
江崎 萌子



プログラム<全6回>


●第1回 2018/02/24
ラモー: ソローニュの愚か者
ドビュッシー:『映像』より ラモーへのオマージュ
ストラヴィンスキー: 管楽器のための交響曲からの断章 ドビュッシーの追憶に
ヘンデル: シャコンヌ ト長調 HWV435
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 作品2-3

●第2回 2018/03/10
ウェーバー: 舞踏への勧誘 変ニ長調 作品65
シューマン: パピヨン 作品2
シューベルト: 3つの小品より 第2番 変ホ長調 D946
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110

●第3回 2018/06/30
メンデルスゾーン:『無言歌集』作品67より 第2・3番
ブラームス: 4つの小品 作品119
チャイコフスキー: ドゥムカ ハ短調 作品59
フランク: プレリュード、コラールとフーガ ロ短調

●第4回
ドビュッシー:『前奏曲集』より途絶えたセレナード、ヴィノの門
グラナドス:『スペイン舞曲集』よりアンダルーサ
ドビュッシー:『版画』より グラナダの夕べ
アルベニス: 組曲『イベリア』第3集よりラヴァピエス
ラヴェル:『鏡』より悲しい鳥
ラヴェル: 夜のガスパール

●第5回
ラフマニノフ:『楽興の時より』 第5・3・4番
プロコフィエフ:『束の間の幻想』より第8・15・17番
プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ 第3番 作品28
メトネル: おとぎ話 作品51より 第3番
スクリャービン: マズルカ 作品3より 第6・4番
ピアノ・ソナタ 第4番 作品30

●第6回
J.S. バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ BWV903
ベートーヴェン: 6つのバガテル 作品126 より 第1・2・4・6番
リスト: 調性のないバガテル
バルトーク: 14のバガテルより 第10番
ヤナーチェク: 霧の中で
フォーレ: ノクターン 第13番
メシアン:『前奏曲集』より 第5番 夢の中のかすかな音


※公演日、演奏曲目は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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