小野 和歌子Wakako Ono
メゾソプラノ
東京都出身。東京芸術大学大学院修士課程修了。江副育英会の奨学生としてイタリアに留学し、2005年から2年間スイスのチューリッヒ歌劇場オペラスタジオにて研鑽を積む。マルコボエーミ、フランシスコ アライサ、五十嵐麻利江、青木美稚子、今関智子の諸氏に師事。2006年チューリッヒ歌劇場『利口な女狐の物語』でヨーロッパデビュー。同劇場では多くのプロダクションに携わり、サンティ指揮ザンドナーイ『フランチェスカ・ダ・リミニ』では急遽代役を務めた。その他、シュロッスヴァイカースハイム『チェネレントラ』題名役、佐渡裕プロデュース『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、サントリーホールオペラアカデミー『フィガロの結婚』ケルビーノ、鈴木雅明指揮ヘンデル『アリオダンテ』題名役、イタリアのキジアーナ夏季音楽月間『修道女アンジェリカ』ジェノヴィエッファ、ブリュッヘン指揮チューリッヒ・トーンハレ・オーケストラ定期(メンデルスゾーン『真夏の夜の夢』)などに出演。ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニから近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、確かなコロラトゥーラのテクニックと、知的で豊かな表現力には定評がある。2008年『ばらの騎士』オクタヴィアンでローマ歌劇場にデビュー。同年ドイツのロッシーニ音楽祭において「ベルカント・プライズ」受賞、翌年の音楽祭に招かれ、ロッシーニ『ブルスキーノ氏』、ヴァッカイ『メッシーナの花嫁』(CD発売予定)に出演。2009年五島記念文化賞オペラ新人賞。2011年は、『椿姫』フローラで新国立劇場にデビュー。韓国ソウルにて『蝶々夫人』スズキに出演の他、10月には新国立劇場『イル・トロヴァトーレ』に出演。シャネル・ピグマリオン・デイズ2011アーティスト。
(2011年現在)
(2011年現在)