ヤン=エリック グスタフソンJan-Erik Gustafsson
チェロ
フィンランド出身。1994年YCA国際オーディション優勝。その後のニューヨークとワシントンDCでのデビューは称賛された。リンカーン・センターにてチャイコフスキーの『ロココの主題による変奏曲』をニューヨーク室内管弦団と協演、プロコフィエフの『交響的協奏曲』をワシントン・ナショナル交響楽団と協演。ワシントンポスト紙は「作品を激情的かつ壮大に燃え立たせた」と、その演奏ぶりを高く評価している。母国フィンランドのロビーサ・シベリウス・フェスティバルのディレクターでもあるグスタフソンは、ソリストとしてロンドン交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ロシアのサンクトペテルスブルク・フィルハーモニー交響楽団、ウィーン交響楽団、カメラータ・ベルン交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、ヘルシンキ交響楽団、ストックホルム交響楽団、エルサレム交響楽団、ベルリン、スウェーデン、フィンランド、デンマーク各国の放送交響楽団など、米国、ヨーロッパをまたがり幅広く活躍。アジアでは、香港フィルハーモニー管弦楽団と協演している。日本ではサントリーホールやシャネル・ネクサス・ホールで開催された初回のYCAフェスティバル・ウィークでも演奏を行った。 オンディーヌ・レーベルより3枚のCDをリリースしているが、その中でシマノフスキ、コダイ、シュニトケのソナタを含む第1枚目はフィンランド放送局からレコード・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。第2枚目にはフィンランド放送交響楽団との協演によるプロコフィエフの『交響的協奏曲』が、そして第3枚目には、タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団と協演したエイナル エングルンドの『チェロ協奏曲』がそれぞれおさめられている。1718年のミラノ、カルロ・ジュゼッペ・テストーレ製のチェロをフィンランド文化財団から貸与している。
(2011年6月現在)
(2011年6月現在)