EXHIBITION
CHANEL HISTORY COLLECTION
by ROE ETHRIDGE

ジャック リプシッツ作 ココ シャネルの石膏像 1921年
CHANEL サングラス 2002/03年秋冬 プレタポルテ コレクション -パトリモアンヌ・シャネル蔵
©CHANEL/Roe Ethridge

セム作 ガブリエル シャネルとボーイ カペルのドローイング 1913年 -パトリモアンヌ・シャネル蔵
©CHANEL/Roe Ethridge

エジプトの葬儀用マスク 2世紀 -ガブリエル シャネルのアパルトマン(カンボン通り31番地)蔵
CHANEL パールネックレスとカメリア 1990年代 -パトリモアンヌ・シャネル蔵
©CHANEL/Roe Ethridge

CHANEL ブローチとイヤリング(製作ゴッサンス) 1960年代デザイン復刻版 -パトリモアンヌ・シャネル蔵
©CHANEL/Roe Ethridge

CHANEL N°5 1924年 - パトリモアンヌ・シャネル蔵
©CHANEL/Roe Ethridge
2026.2.25 WED - 4.18 SAT
11:00 - 19:00
(最終入場18:30)  
会期中無休・予約不要・ 入場無料
INTRODUCTION
シャネル・ネクサス・ホールで
アメリカ人写真家ロー エスリッジの写真展を開催
2026年2月、写真家 ロー エスリッジの展覧会がシャネル・ネクサス・ホールでスタートします。本展は、2025年6月に創刊されたシャネルの『アーツ & カルチャー マガジン』のために依頼されたフォトコラージュシリーズで構成されています。
シャネルは10年以上にわたり、アメリカ人写真家ロー エスリッジとさまざまな形で協働してきましたが、近年、ガブリエル シャネルが大切にしていた所蔵品の数々を探求するプロジェクトを新たに依頼しました。写真家は普段は閉ざされている扉の奥へと招かれ、メゾンのアーカイブ施設である「パトリモワンヌ」に所蔵されているアイテムとともに、パリ、カンボン通り31番地にあるクチュリエのアパルトマンに残されたプライベートコレクションを撮影することとなりました。
今回、これらの写真を初めて展覧会というかたちで展示し、シャネルの所蔵品に新たな生命を吹き込みます。展示作品には、ジャック リプシッツによるシャネルの胸像、ピエール ルヴェルディによる『ミシアのための詩』の手稿、サルバドール ダリとガラによるイラスト付きの献辞本、バレエ「三角帽子」のためのパブロ ピカソによるスケッチ、2世紀のエジプトの葬儀用マスクなど様々なオブジェが写されています。これらは、エスリッジによって現代的な小道具と組み合わされて、パリのスタジオで写真作品として撮り下ろされ、ガブリエル シャネルのレガシーに新たな側面をもたらしています。
ガブリエル シャネルの革新的なデザインと芸術への情熱的な支援は、彼女を20世紀のクリエイションの最先端に位置づけました。今日、そのレガシーは、彼女が生きた時代の場所やストーリー、そしてオブジェを通じて不朽のものとして受け継がれています。それらは、シャネルの先見的な思想と、彼女が前衛芸術家たちと育んだ友情を体現しています。それらを捉えた写真が紹介される今回の展示は、同時代を代表する芸術家を支援し続けてきたメゾンの1世紀にわたる伝統をさらに発展させるでしょう。
ロー エスリッジは、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・モダン、ボストン現代美術館などの美術機関に作品が収蔵されている、高い評価を受ける写真家です。実験精神に突き動かされたエスリッジの作品は、ファインアートとコマーシャル・フォトグラフィーの境界を曖昧にし、ファッション誌や広告写真で培った手法をアート作品にも取り入れることで、独自のスタイルを築いてきました。彼は日常のモチーフや静物を題材にしながら、現実と虚構、親しみやすさと違和感が交差する世界観を表現しています。 今回の作品では、これまでの実験的な手法によって、被写体に新たな関係性やストーリーを生み出すことで、見る人に新しい驚きと発見を届けます。
ARTIST
ロー エスリッジ
Roe Ethridge
©Roe Ethridge1969年フロリダ州マイアミ生まれ。アメリカを代表する現代写真家の一人。
20代でニューヨークに移り住み、コマーシャル・フォトグラフィーを通じて自身の創作活動を継続してきた。ファインアートとコマーシャル・フォトグラフィーという二つの領域を横断する制作を行う中で、彼はビューティー撮影のアウトテイク(未使用カット)が自身の芸術作品の志向と同等のものになり得ることに気づいた。この発見によって、エスリッジはファインアートとコマーシャル・フォトグラフィーの間を自由に行き来しながら作品を制作するようになる。その考え方には、アンディ ウォーホルやリー フリードランダーといったアーティストへの興味も影響している。エスリッジのイメージは、思いがけない結びつきを生み出し、写真がどのように機能するのかを分かりやすく示し、個人的な意味を内包しながら、同時により広い文化的状況を表している。
作品は、シカゴ美術館、カーネギー美術館(ピッツバーグ)、ボストン現代美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、S.M.A.K.(ヘント)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、テート・モダン(ロンドン)、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)といった主要な美術館のコレクションに収蔵されている。また、彼の写真は、『Interview Magazine』、『The New Yorker』、『Vogue』や『GQ』などの雑誌にも定期的に掲載され、コマーシャル・フォトの分野でも広く認知されている。Andrew Kreps Gallery(ニューヨーク)、Gagosian(ニューヨーク/ロンドンほか)、greengrassi(ロンドン)、Mai 36 Galerie(チューリッヒ)といったギャラリーに所属。