イギリスで最も影響力があり、型破りな現代アーティストの一人であるリンダー スターリング。彼女の作品は、アートや文化における女性の表現を挑発し、刺激し、再定義し続けています。
シャネル・ネクサス・ホールは、リンダーにとって日本初となる個展「Linder: Goddess of the Mind」を開催します。本展は、初期作品から最新作まで幅広く紹介する回顧展的な展示構成となっており、2026年4月18日から5月17日までKYOTOGRAPHIE 2026のプログラムとして京都文化博物館 別館にて開催後、2026年6月25日より、東京のシャネル・ネクサス・ホールへ巡回します。
1970年代の英国パンクシーンから登場したリンダーは、写真やフォトモンタージュを大胆に用いて、欲望や女性の身体に関する概念に挑戦し、再解釈することで高く評価されています。50年以上にわたり制作されてきたフォトモンタージュ作品は、発表当時と同様に、今日においても切実で挑発的な力を持ち続けています。
「Linder: Goddess of the Mind」は、シャネル・ネクサス・ホールがアーティストと緊密に協力して企画した展覧会であり、彼女の創作活動の進化をたどる作品群を一堂に集めます。
ロンドンのヘイワード ギャラリーで開催されたリンダーの回顧展の流れを受け、本展は英国アートシーンにおいてフェミニズムの先駆者として独自の地位を築いてきた彼女の存在を強く裏付けるものです。
本回顧展では、彼女の革新的な創作の軌跡をたどりながら代表作を紹介します。シリーズ「Pretty Girls」(1977年)では、成人向けグラビア誌の女性イメージを再文脈化し、また「The Principle of Totality」(2012年)では、45点のモノクロのポートレートに口紅を引いた口元を重ねることで、視線の支配的な力と、女性像が構築され消費される存在であることを浮き上がらせています。
リンダーの独特なビジュアル言語は、ハンナ ヘッヒやマン レイといったダダイストの写真やフォトモンタージュ、さらにはシュルレアリストの夢幻的な挑発から影響を受けています。イメージを可変的な素材として扱うことで、美しさや軽やかさ、ユーモアをもって既存の枠組みに挑戦しています。
※KYOTOGRAPHIE2026の出展作品から一部変更となる可能性がございます。予めご了承ください。