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EXHIBITION

Dressing Up: Pushpamala N Phantom Lady or Kismet,
Return of the Phantom Lady and
The Navarasa Suite

≪Shringara/恋情≫The Navarasa Suite from the series Bombay Photo Studio, 2000-2003 @ Pushpamala N

≪Shringara/恋情≫The Navarasa Suite from the series Bombay Photo Studio, 2000-2003 @ Pushpamala N

Phantom Lady or Kismet, 1996-1998 © Pushpamala N

Phantom Lady or Kismet, 1996-1998 © Pushpamala N

Return of Phantom Lady, 2012 © Pushpamala N

Return of Phantom Lady, 2012 © Pushpamala N

Return of Phantom Lady, 2012 © Pushpamala N

Return of Phantom Lady, 2012 © Pushpamala N

≪Bhayanaka/恐怖≫The Navarasa Suite from the series Bombay Photo Studio, 2000-2003 @ Pushpamala N

≪Bhayanaka/恐怖≫The Navarasa Suite from the series Bombay Photo Studio, 2000-2003 @ Pushpamala N

2025.6.27 FRI - 8.17 SUN

11:00 - 19:00
(最終入場18:30)  


会期中無休・予約不要・ 入場無料

INTRODUCTION

シャネル・ネクサス・ホールは、昨年よりアジアのアーティストにフォーカスした展覧会シリーズを展開しています。2025年前半の展覧会では、写真を主なメディアとして創作活動を行うアジアのアーティストにフォーカスしたシリーズの第二弾として、昨年の中国に続き今年はインド出身のアーティスト、プシュパマラ N (Pushpamala N)を紹介します。

プシュパマラは、インド、バンガロールを拠点に多分野で活動するアーティストです。彫刻家として活動を開始し、1990年代半ばから、さまざまな役柄に扮して示唆に富んだ物語を作り上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトの創作を始めました。その作品は、女性像の構築や国民国家の枠組みといったテーマに取り組んでいます。

国内初個展となるKYOTOGRAPHIEそして東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールの展示では、それぞれ異なる作品シリーズを紹介します。シャネル・ネクサス・ホールでは、〈Phantom Lady or Kismet〉、〈Return of the Phantom Lady〉、〈The Navarasa Suite〉の3つのシリーズを紹介します。これらの作品は、インド映画の「黄金時代」に登場する典型的な女性キャラクターに着想を得たものです。伝統と現代性、そしてアイロニーを融合させながら、インドにおけるジェンダー観に鋭く切り込んでいます。神話や民間伝承、大衆文化を引用しながら、視覚的な表現が文化的記憶や国民的アイデンティティの形成にどのように影響を与えるのかを考察しています。

本展を通じて、歴史やジェンダー、権力に対する鋭い考察を提示し、イメージが集合的・個人的アイデンティティの構築にどのように関わっているのかを問いかけています。

* 2014年にベンガルール(Bengaluru)に改名されていますが、現地では今でも旧称も使用されているため、作家のテキストを尊重しバンガロール(Bangalore)と表記しています。

ARTIST

Pushpamala N
(プシュパマラ N

© Pushpamala N

1956年生まれ。インドのバンガロール(現ベンガルール)*を拠点に多様な分野で活動するアーティスト。彫刻家として活動を開始し、1990年代半ばから、様々な役柄に扮して示唆に富んだ物語を作り上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトの創作を始める。その作品は、女性像の構築や国民国家の枠組みといったテーマに取り組んでいる。プシュパマラは「現代インド美術界で最もエンターテイニングなイコノクラスト」と評され、自らをフレームに登場させ、社会問題の中心に位置づけている。そして、創造者であると同時に歴史の産物としてのアーティストの役割を探求している。

作品は、MoMA(ニューヨーク、2024)、テート・モダン(ロンドン、2024)、MUCEM(マルセイユ、2024)、Jimei x Arles 国際写真祭(厦門、2019)、第66回ベルリン国際映画祭(2016)、ヴォルフスブルク美術館(2022)、Museum of Art and Photography(バンガロール、2022)、バンクーバー美術館(2019)、フォトフェスト(ヒューストン、2018)、チョビ・メラ(ダッカ、2017)、釜山ビエンナーレ(2016)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ(2014)などで展示。チェンナイ・フォト・ビエンナーレ2019のアーティスティック·ディレクターを務めた。

* 2014年にベンガルール(Bengaluru)に改名されていますが、現地では今でも旧称も使用されているため、作家のテキストを尊重しバンガロール(Bangalore)と表記しています。

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