Birdhead(バードヘッド/鳥頭)は2004年にアーティストの宋涛(ソン・タオ)と季炜煜(ジ・ウェイユィ)によって結成。宋涛(ソン・タオ)は1979年、季炜煜(ジ・ウェイユィ)は1980年に上海で生まれる。共に上海美術工芸学校卒、上海を拠点に活動。「Birdhead」という名前は、パソコンでファイルの名前を付ける際に適当にキーボードを打ち込んで出てきたもの。Birdheadの活動は写真をベースに広範囲に渡る。彼らのレンズは遭遇するすべてのものを捉え、写真の文脈に、個人的な思考を織り込んで内面化していく。写真画像を使ったマトリックス、コラージュ、特殊なマウント技法、インスタレーション、フォトブックなど多様なメディアを駆使した作品を展開。様々な展示空間や環境の中で、多義的で進化し続ける独自の「Birdhead World」を実現させている。
「Feeling the Stones」展(ディリーヤ・ビエンナーレ、サウジアラビア、2021年)、「海浪」展(上海当代芸術博物館、上海、2020年)、「Living Cities」(テート・モダン、ロンドン、2017年)、「How to Gather? Acting in a City in the Heart of the Island of Eurasia」展(第6回モスクワ・ビエンナーレ、モスクワ、2015年)、「New Photography 2012」展(MoMA、ニューヨーク、2012年)、「第9回上海ビエンナーレ:REACTIVATION」展(上海当代芸術博物館、上海、2012年)、「ILLUMInations」展(第54回ヴェネチア・ビエンナーレ、ヴェネチア、2011年)、「アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち」展(国立新美術館、東京、2011年)、「China Power Station II」展(アストルップ・ファーンリ現代美術館、オスロ、2007年)に出展しており、その作品はテート・モダン、ニューヨーク近代美術館、上海当代芸術博物館等に収蔵されている。