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EXHIBITION

ピエール ポラン‒ デザイン フォーエバー ピエール ポラン展覧会

© Artifort

© Artifort

2014.9.2 TUE - 9.26 FRI

12:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

ピエール ポランはデザイン界に新たな一ページを書き加えたフランスを代表する偉大なデザイナーです。彼はそれまで誰も想像したことのないモダンなフォルムを打ち出し、「リボンチェア」や「タンチェア」など、瞬く間に新しいデザインを世に送り、世界中で評価されてきました。過去60年間に、ポランの作品はその優しいフォルムで我々の日常生活を包み、暮らしの中へと自然に溶け込んでいったのです。
『フォルム』はどこから生まれるのか。腰掛は腰掛の形でしか考えられないものなのか。ピエール ポランが生み出した「リボンチェア」はリボンにも見え、よく眺めると微笑む口にも見えます。「タンチェア」も同じように、その名の通り、舌にも見え、またかわいらしい雲にも見えます。
展覧会の会場では、それらの椅子に実際に座っていただきながら、ピエール ポランの世界を表現した作品を心行くまで味わい、そのエッセンスを感じていただくことが出来ます。その一つ一つが美術品ともいえるピエール ポランの作品と、彼の詩的かつ造形的なセンスを、ユニークな演出で余すことなくご紹介いたします。マテリアリズムとかけ離れた「感覚に呼びかける」体験となることでしょう。
なお、日本で初めての開催となる、この度のピエール ポランの展覧会は、佐藤 絵子によるキュレーションで、世界で活躍する日本人建築家の坂 茂と照明 デザイナーの石井 リーサ 明理が展示空間を手掛ける、シャネル・ネクサス・ホールならではの、特別な企画となりました。どうぞご期待ください。

ARTIST

ピエール ポラン
Pierre Paulin

1927年フランス、パリ生まれ。1954年からフランスのトーネット社、及びオランダのアーティフォート社より家具を発表。1965年には造形的かつ優れた座り心地のデザインで賞賛された 「リボンチェア」、そしてその名の通り“舌”を思わせる 「タンチェア」など自身の代表作ともなる椅子を世に送った。常に消費者のニーズを意識し、時代の新技術を取り入れ、それまでにはなかったストレッチ素材の布を使った様々な椅子を発表、柔らかく優しさがあふれる独創的な作品を数多く作り出していった。1970年の大阪万博では、フランス・パビリオンのデザイナーの一人として選ばれ、トリコロールのソファ「アンフィス」を発表し、話題を呼ぶ。1987年には国際インダストリアル・デザイン賞、2009年にはイギリスのRoyal Designer for Industry賞など多数の賞を受賞。また、2008年にはパリのゴブラン美術館で「デザインと権力展」、ベルギーのグラン・オルヌ現代美術館では「ピエール ポラン スーパーモダンデザイナー」展が開催された。ピエール ポランがデザインしてきたアイテムは過去60年間止まることなく製造販売され続けている。その代表作はデザイン界のアイコンとなり、パリのポンピドゥー・センターからニューヨークのMoMA まで、世界中の美術館コレクションに加えられている。2009年逝去。

http://pierrepaulin.com

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