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EXHIBITION

Signature of Elegance
リリアン バスマンの仕事 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2014

CARMEN, early 1950’s © Lillian Bassman

CARMEN, early 1950’s © Lillian Bassman

2014.4.19 SAT - 5.11 SUN

10:00 - 17:00 (木曜日休館・但し5/1は開館) 入場無料

開催場所
龍谷大学 大宮学舎本館(重要文化財)

〒600-8268
京都市下京区七条通大宮東入大工町125番地の1
JR「京都駅」烏丸口から徒歩10分

併設 「リリアン バスマンとハーパーズ バザー」 ハースト婦人画報社プレゼンツ

INTRODUCTION

京都が最も美しい春の時期に、寺社や町家など京都ならではのロケーションを舞台に、世界各国から選び抜かれた写真で街全体が満たされるKYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル。シャネル・ネクサス・ホールで開催された「Signature of Elegance リリアン バスマンの仕事」がKYOTOGRAPHIEの公式プログラムとして龍谷大学大宮学舎本館にて開催される運びとなりました。

ニューヨークを拠点に活躍したリリアン バスマンは、その斬新かつ革新的な方法でファッションフォトの世界に新たなイメージを築いた戦後世代の伝説的な写真家です。1948年にハーパーズ バザー誌で写真家としてのキャリアをスタートさせた彼女は、同誌が大成功を収めた時代の最大の貢献者の一人となり、その後の20年間で当時の一流モデルを使い、写真を通して視覚的な究極のエレガンスを生み出しました。1970年代にはファッション写真から離れますが、1996年後半、 79歳でファッション写真界に戻ると、その功績が国際的にも支持されるようになりました。

この度の展覧会では、その生涯の長きにわたり写真を撮り続けたリリアンの膨大な作品の中から、厳選された代表作の数々を、1879年に竣工され、国の重要文化財にも指定されている洋館「龍谷大学大宮学舎本館」にてご紹介いたします。会場では、1940年代、50年代当時のハーパーズ バザー誌も展示されます。

龍谷大学大宮学舎本館
1879年に竣工した、龍谷大学大宮キャンパスのシンボル的建物で、国の重要文化財にも指定されています。1992年から5年の歳月を費やして、古き良き時代の気品あるたたずまいそのままに、大改修を実施。1階の展観室では学芸員をめざす学生たちの展覧会なども開催されます。大宮学舎は1639年、京都西本願寺境内に創設された学寮を起源とする龍谷大学の発祥の地でもあります。

ARTIST

リリアン バスマン
Lillian Bassman

1917年、ニューヨークのブルックリン生まれ。両親はウクライナ、リトアニア出身の移民。1935年、アシスタントペインターとして、WPA(雇用促進局)のフェデラル・アート・プロジェクトに参加。1941年、『ハーパーズ バザー』のディレクター、アレクセイブロドヴィッチのアシスタントとなり、1945年までに『ジュニア バザー』のアートディレクターとなった。1948年、バザーから初めて写真の仕事を受け、1951年には夫のポールヒンメルとともにバスマン‐ヒンメル・スタジオを開設。その後の20年間、夫婦ともファッション写真家として活動。1971年にスタジオを閉め、バスマンはファッションの世界を離れてより個人的な作品を追及するようになる。1990年代初めに彼女のファッション写真が新しい世代に再評価され、1996年、ファッション写真家として第一線に復帰。海外でも支持され、数多くの展示会を開催し、2004年にはファッション写真の分野での優れた業績により、ルーシー・アワードを受賞した。2012年、94歳で逝去。

REPORT

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