BACK

EXHIBITION

Signature of Elegance
リリアン バスマンの仕事 リリアン バスマン写真展

CARMEN, early 1950’s © Lillian Bassman

CARMEN, early 1950’s © Lillian Bassman

2014.3.13 THU - 4.10 THU

12:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

リリアンバスマンはメディアに新しい自由の感覚をもたらした、戦後世代の伝説的なファッション写真家です。アーティスト、アートディレクターとしての教育を受けた彼女は、写真を素材に、斬新かつ驚くべき方法でイメージを制作しました。視覚的に引きつける、独特の雰囲気をもった作品を創造してきたリリアンは、50年にも及ぶキャリアを通じて常に革新的であり続けました。1948年にハーパーズ バザー誌で写真家としてのキャリアをスタートさせた彼女は、同誌が大成功を収めた時代の最大の貢献者の一人となり、その後の20年間で、当時のあらゆる一流モデル達を使い、洗練された女性の内面を捕らえた一連の作品を完成させます。1970年代にはファッション写真から離れ、より個人的な表現形態を取るようになりますが、1996年後半、79歳でファッション写真界に戻ると、その功績が国際的にも支持されるようになりました。この度の展覧会では、その生涯の長きにわたり写真を撮り続けたリリアンの膨大な作品の中から、厳選された代表作の数々を日本で初めてご紹介させていただきます。リリアンバスマンのまなざし、さまざまな型で試みを続けてきた創作への彼女の情熱、自身のアートに対する愛情が凝縮されています。

ARTIST

リリアン バスマン
Lillian Bassman

1917年、ニューヨークのブルックリン生まれ。両親はウクライナ、リトアニア出身の移民。1935年、アシスタントペインターとして、WPA(雇用促進局)のフェデラル・アート・プロジェクトに参加。1941年、『ハーパーズ バザー』のディレクター、アレクセイブロドヴィッチのアシスタントとなり、1945年までに『ジュニア・バザー』のアートディレクターとなった。1948年、バザーから初めて写真の仕事を受け、1951年には夫のポールヒンメルとともにバスマン‐ヒンメル・スタジオを開設。その後の20年間、夫婦ともファッション写真家として活動。1971年にスタジオを閉め、バスマンはファッションの世界を離れてより個人的な作品を追及するようになる。1990年代初めに彼女のファッション写真が新しい世代に再評価され、1996年、ファッション写真家として第一線に復帰。海外でも支持され、数多くの展示会を開催し、2004年にはファッション写真の分野での優れた業績により、ルーシー・アワードを受賞した。2012年、94歳で逝去。

REPORT

INFORMATION

巡回展のご案内

本展覧会は会期終了後、KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバルの公式展覧会として、2014年4月19日~5月11日、龍谷大学大宮学舎本館(京都市下京区)に巡回します。詳細はシャネル銀座ウェブサイトおよび、KYOTOGRAPHIE公式サイトにてご案内させていただきます。

LINE OFFICIAL