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EXHIBITION

Japon à pinceau levé フランス人画家が絵筆でかなでる日本情緒
ベルナールジョナー絵画展

© Bernard Johner

© Bernard Johner

2012.9.13 THU - 9.30 SUN

12:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

フランス人画家ベルナール ジョナーは、幼少の頃、祖父がアジアで長く神秘的な旅をし、その旅が彼の人生に深い影響を与えたという話を母から聞いていました。それは、宝のようなものとして幼き少年の記憶に埋め込まれ、やがて大人になり、画家としての人生を歩んでいきます。その中で2008年、ジョナーは初めて日本を旅する機会を得ます。そしてこの旅が、彼の頭の中にある迷路に宝の跡を見つけ出す旅となったのです。ジョナーの目に飛び込んでくる日本の光景は、彼を本能のままに行動する子供にかえらせ、休むことなく見えるものすべてを観察し、何千という映像が画家ジョナーの中に刻みこまれていきました。沢山のスケッチとともにフランスに帰国したジョナーは、日本人の特別な眼差しに触れ、自らの眼差しを持ってそれを表現すべく、創作に打ち込みます。本展覧会では、画家として長年に渡り古典的な技法を重んじながらも新たな表現を磨いてきたベルナール ジョナーが、日本の風景と、その精神に触れ、表現した作品の数々をご紹介いたします。様々な色と線を持って描かれた作品からは、物心ついた頃の宝物の記憶に近づいたジョナーの大きな喜びが伝わってくると同時に、わたしたち日本人の記憶の片隅にある、平和な日常の風景を呼び起こしてくれます。

ARTIST

ベルナール ジョナー
Bernard Johner

1944年カサブランカ生まれ。若い頃から絵画に情熱を持ち、15歳の時に初めてスペイン人の師匠ベルメホ アベンザ(マドリット派)から美術指導を受ける。高校卒業後、パリの国立高等美術学校に入学。アンドレ トンドゥやモーリス ブリアンションなどの影響を受ける。デッサンと絵画で優秀な成績を収め、ローマコンクール第1位、アトリエコンクール金メダル、アテンヴィル市美術コンクール銀メダル等、多くの賞を獲得。1969年、兵役の代わりに派遣員として絵画指導のためにモロッコに戻る。1971年にフランスに帰国。1972年と1973年には数ヶ月間バルセロナで過ごし、師匠アベンザ氏より絵画の知識を深める一方で、漫画、彫刻等他の芸術技術にも情熱を持っていった。彼の技術、技量、その幅広さ、新しい技術への欲求は、数々の作品に反映されている。それは、具象画、抽象画、デッサン、肖像画、貼り絵、複写そして、漫画においても見て取ることが出来る。1984年からは指導として、パリのニコラ プッサン私立アカデミー、シャヴィル美術学校、ムドンカルチャーセンター、パリ・アトリエ(旧ADAC:パリ文化活動振興協会)などで教鞭をふるう。現在もシャヴィル美術センター協会(パスレルデアール)で指導を続けている他、制作のかたわら、自身のアトリエでも個人レッスンやグループレッスンを行っている。

REPORT

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