1973年生まれ。幼少期をマリ共和国バマコで過ごす。10代の頃に旅したセネガルで写真と出会う。主にポートレイトの分野で活動をはじめ、サリフ ケイタのアルバムジャケットのほか、ポップス、ジャズ、ワールドミュージックなどの音楽シーンをとらえた写真がブルーノートやヴァーヴ・レコードなどのレーベルに採用される。1990年より複数の雑誌にルポルタージュの寄稿を開始。2001年、トーゴで撮影した写真シリーズがルイ・アシェット賞写真部門受賞。南仏ペルピニャンで開催の世界的フォトフェスティバル「Visa pour l’image」に出展されたほか、2003年にはジュネーブのバルビエ・ミュエイェ美術館、2004年にはトーゴの首都ロメのフランス文化センターに巡回。同年、Gallimard社より初の写真集「Batammaba, bâtisseurs d’univers」を刊行。2007年に刊行の2番目の写真集「Source」(Editions de la Martinière and Abrams社)では、日本の温泉を抒情的に表現し、ニューヨークで写真展を開催。1999年、坂本龍一のオペラ「LIFE」に参加するために初めて日本を訪れて以来、テーマとしてきたアフリカのアニミズムと日本の神道の儀式に共通点を感じ、日本に魅せられる。現在は東京に拠点を移し、舞踏家とのアートコラボレーションに取り組んでいる。