時を超えてインスピレーションにあふれた街、ロマンティックな物語に満ちた街、クラシカルな建物が色濃く残る街、パリ。
マグナム・フォトは、この光の魔法に包まれたパリで、1947年、伝説の写真家ロバート キャパの発案により、アンリ カルティエ=ブレッソン、ジョージ ロジャー、デビッド シーモアらが集まって創設されました。以来、世界中の歴史的出来事をカメラに収めてきた写真家達が名をつらね、現在では世界で最も権威ある写真家集団へと成長しました。
「Nostalgie」と名付けられた今回の展覧会は、世界の人々の目にパリがどう映っているかを、さまざまな角度から示す内容となっています。1940年代から現在に至るまでの、ロバート キャパ、アンリ カルティエ=ブレッソン、ルネ ブリによる時代を超えた名作たちに加え、デニス ストック、エリオット アーウィット、そして最近のものとしてはブルース デビッドソン「Nature of Paris」からの写真も集められています。
パリジャンの生活のエッセンスを切り取った写真の数々を、日仏交流150周年の記念の年に、シャネル・ネクサス・ホールにて皆様にお届けしいたします。パリという素晴らしい街に人はなぜ惹かれるのかを、改めて教えてくれるでしょう。