© Pushpamala N
1956年生まれ。インドのバンガロール(現ベンガルール)*を拠点に多様な分野で活動するアーティスト。彫刻家として活動を開始し、1990年代半ばから、様々な役柄に扮して示唆に富んだ物語を作り上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトの創作を始める。その作品は、女性像の構築や国民国家の枠組みといったテーマに取り組んでいる。プシュパマラは「現代インド美術界で最もエンターテイニングなイコノクラスト」と評され、自らをフレームに登場させ、社会問題の中心に位置づけている。そして、創造者であると同時に歴史の産物としてのアーティストの役割を探求している。
作品は、MoMA(ニューヨーク、2024)、テート・モダン(ロンドン、2024)、MUCEM(マルセイユ、2024)、Jimei x Arles 国際写真祭(厦門、2019)、第66回ベルリン国際映画祭(2016)、ヴォルフスブルク美術館(2022)、Museum of Art and Photography(バンガロール、2022)、バンクーバー美術館(2019)、フォトフェスト(ヒューストン、2018)、チョビ・メラ(ダッカ、2017)、釜山ビエンナーレ(2016)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ(2014)などで展示。チェンナイ・フォト・ビエンナーレ2019のアーティスティック·ディレクターを務めた。
* 2014年にベンガルール(Bengaluru)に改名されていますが、現地では今でも旧称も使用されているため、作家のテキストを尊重しバンガロール(Bangalore)と表記しています。