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EXHIBITION

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023 WHERE OCEANS MEET
マベル ポブレット展

2023.4.15 SAT - 5.14 SUN

10:00 - 19:00 (最終入場 18:30)
休館日:4月17日(月) 、24日(月)、5月8日(月)
入場料:一般 1,200円、学生 1,000円

会場
京都文化博物館 別館
共催
京都府
チケット等詳細はKYOTOGRAPHIE公式ホームページをご覧ください

INTRODUCTION

BORDER”をテーマにしたKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023
キューバ人現代アーティスト、マベル ポブレットによる“海”をテーマにした展覧会「WHERE OCEANS MEET」が巡回されます

シャネル・ネクサス・ホールは2013年よりKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭に参加しています。今年は、3月にシャネル・ネクサス・ホールで開催し、好評を博した「WHERE OCEANS MEET」展が巡回されます。

マベル ポブレットは、写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといったさまざまな手法を取り入れて多彩な制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人です。2017年のヴェネチア・ビエンナーレで《SCALE OF VALUES》が展示され注目を集めました。

ポブレットは、フィデル カストロ政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティや、世界とのつながりといった、彼女自身の経験に基づいて創作活動を行い、その作品を通して、キューバ社会と今日の世界を語ることで、観る者に自身の体験を共有し、さまざまな問いを投げかけます。

本展は、マベル ポブレットの大切なテーマである“水”、そして“海”を、さまざまな表現を通して体感できる展覧会です。 “海”は、ともに島国であり、“海”と共存するキューバと日本の共通点を示すモチーフでもあります。海は私たちを隔てると同時に、結びつける存在でもあります。海を渡り国境を越える移民は、現代のキューバ社会において身近な現象で、マベル ポブレットの作品でも重要な位置を占めています。時には救い、また時には災いをもたらす存在である海。その本質的な役割について、彼女は良し悪しを判断することなく、観察し、語り、問いかけています。本展では、人間の儚さを考察し、ピラミッド型の折り紙で構成された〈My Autumn〉シリーズ、移民をテーマにした〈Homeland〉シリーズ、旅先で撮影した写真のイメージを断片化し、再構成した〈Travel Diary〉シリーズに加え、映像作品《SUBLIMATION》 (〈Buoyancy〉シリーズ)といった、写真や映像、インスタレーションなど様々な手法で表現した作品を紹介します。

ARTIST

マベル ポブレット

マベル ポブレット

現代アーティスト。1986年キューバ・シエンフエゴス生まれ。
キューバの現代アート・シーンにおける新星の一人として高く評価される彼女は、ミクストメディアおよび、写真やビデオ、キネティックアート、パフォーマンス、パブリックアートなど、多彩な技法・手段を用いて創作してきた。
また、ポブレットの作品はフィデル カストロ政権下のキューバで育った若い女性としてのアイデンティティや、より一般的には世界との関係といった、彼女の人生経験と直接的に関係している。37歳にしてすでに世界の主要な芸術祭に参加、各国で開催した個展は20以上を数え、また150以上のグループ展に出品してきた。2017年には、第57回ヴェネチア・ビエンナーレのキューバ館でインスタレーション作品 《SCALE OF VALUES》(〈Homeland〉シリーズ)を展示している。
彼女の作品は、タンパ美術館やフォンタナルス=シスネロス美術財団(CIFO)、ラテンアメリカ美術館(MOLA)、およびクライスラー美術館等に収蔵されているほか、最近ではパブリックアート作品《Genesis》が米国ノースカロライナ州のスティーブンタンガー舞台芸術センターに落成した。

REPORT

All photos ©︎Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2023

 

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