京都が最も美しい春の時期に、寺社や町家など京都ならではのロケーションを舞台に、世界各国から選び抜かれた写真で街全体が満たされるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭。シャネル・ネクサス・ホールは、2013年のスタートより、この写真祭に参加し、展覧会を開催しています。2016年は、東京銀座に続き、「Coming into Fashion-コンデナスト社のファッション写真でみる100年」を京都市美術館別館にて開催いたします。
ファッション写真は優れた写真家たちによってアートの域に高められ、今日では世界中の権威ある美術館や博物館で展示され、出版社からは優れた作品を集めた写真集が毎年出版されています。ここに至る過程の中で、写真家たちはどのようにしてそのキャリアをつかみ、ファッション史のみならず写真史にも名を刻んでいったのでしょうか。そのきっかけの多くを、コンデナスト社は、主要誌である『VOGUE』を中心に100年以上に渡りつくりだしてきました。
この度の展覧会では、ニューヨーク、パリ、ロンドンおよびミラノのコンデナスト社のアーカイブから、厳選されたオリジナルプリントと実際の雑誌を展示いたします。ホルスト P ホルスト、アーウィン ブルーメンフェルド、ギイ ブルダン、ヘルムート ニュートン、ブルース ウェーバー、ピーター リンドバーグ、ティム ウォーカー等、名だたる写真家たちの作品が一堂に集う大変貴重な機会となります。厳選されたシャネル・ネクサス・ホールでの展示作品に加え、更に多くの作品が、永きにわたり日本の文化・芸術の中心地であった京都の地に巡回します。