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EXHIBITION

ココシャネル1962 ダグラスカークランド写真展 
キュレーション:ジェームスカヴェロ

2011.9.4 SUN - 9.29 THU

12:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

1962年、27歳だったダグラス カークランドは、当時とても有名だった写真誌「Look」から、ファッション界の伝説的なアイコン、マドモアゼル シャネルに関する記事のため、写真撮影の仕事の依頼を受けました。この依頼に、マドモアゼルは当初まったく乗り気ではありませんでしたが、まずはカークランドに、シャネルの専属モデルを撮影し、その写真を提示するように求めます。その写真をチェックしたマドモアゼルは、この若手カメラマンの技術に魅了され、自分のプライベートルームの出入りを許可したのです。そこで、カークランドは3週間彼女に密着し、その過密スケジュールや、モデル、フィッター、顧客や友人たちとの日常生活を写真におさめていきました。これらの写真のネガは最近になってカークランドの倉庫から偶然発見されました。その貴重な写真が、この度日本で初めて公開となります。そこには、若きダグラス カークランドが後に写真家として大成する才能の予感と、20世紀ファッションを一変させたココ シャネルの、在りし日の知られざる日常が、あますところなく写し出されています。

ARTIST

ダグラス カークランド
Douglas Kirkland

1934年トロント生まれ。1957年、アーヴィング ペンの助手として写真家活動を開始後、1960年代から70年代にかけてのフォトジャーナリズムの黄金時代に「Look」誌および「Life」誌で活躍。その後フォトジャーナリスト、芸術写真家として多数の作品を発表したほか、「明日に向かって撃て!」「2001年宇宙の旅」「愛と哀しみの果て」「タイタニック」など100本以上の映画でセット撮影を担当。またスターや著名人の人物写真を多数手がけている。マリリン モンロー、エリザベス テイラー、ジャック ニコルソン、アンジェリーナ ジョリー、アンディ ウォーホル、そしてココ シャネルなど、手がけた写真は、それぞれに本人を象徴するアイコン的作品として世界中で展示発表されている。
永久収蔵品として、スミソニアン博物館、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(キャンベラ)、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ロンドン)、イーストマン・ハウス(米ニューヨーク州ロチェスター)、ヒューストン写真センター、アネンバーグ写真美術館(ロサンゼルス)に作品が選ばれている。最近では、イタリア「Vanity Fair」誌主催による回顧展がトリエンナーレ美術館(ミラノ)で開催された。長年の功績を称えられいくつもの賞を受賞しているほか、多数の写真集を出版している。

REPORT

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