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EXHIBITION

交差する眼差し クリスチャン ポラック コレクション展

(1)「横濱港佛蘭西商館之圖」一川芳員画 慶応2年3月(1866年)

(1)「横濱港佛蘭西商館之圖」一川芳員画 慶応2年3月(1866年)

2009.1.16 FRI - 1.30 FRI

11:00 - 20:00 無休 入場無料

INTRODUCTION

日本とフランス、遠く離れた2つの国の交流がはじまってから150年。わずか1世紀半の時の流れのなかで、あらゆる分野において、両国はその関係を深めてきました。なかでも、芸術や文化に関する互いの関心は大変高いものとなっています。
クリスチャン ポラック氏は、日本とフランスの出会いから現在にいたるまでの、外交史の研究に情熱をそそぎ、両国間の交流をしめす文献から美術作品まで、数々の貴重なものを探し求めては、収集してきました。それらは日仏外交の歴史を語る上で、大変重要なものとなっています。
この度の展覧会は、そのコレクションの中から主に、幕末の開港期より明治の維新期にかけて、外国人居留地が設けられた港町横浜で多く描かれた浮世絵作品と、同じ頃、江戸幕府や薩摩藩、佐賀藩による出展により、日本の文化が世界に紹介されるきっかけとなった1867年のパリ万国博覧会後、ヨーロッパで起こったジャポニズムの流れにのってフランスで制作された、日本にまつわるさまざまなポスターを紹介いたします。
日仏交流150周年の記念の年の幕が閉じ、新たな150年へのはじまりに、日本人はフランス人に、フランス人は日本人にどのような第一印象を抱いたのか、異文化への互いの新鮮なまなざしに溢れる作品をどうぞお楽しみください。
画像:クリスチャン ポラック コレクション

ARTIST

クリスチャン ポラック
Christian Polak

1971年パリ国立東洋言語文化学院日本語科卒業、同年早稲田大学言語学研究所在籍。1973年一橋大学大学院法学研究科入学。1980年、「フランスの極東政策と日仏関係1914-1925」というテーマの論文を提出。1979年から1981年に日仏会館研究員として迎えられ、同年、鉄鋼、自動車、航空、環境関連分野のコンサルタント会社、株式会社セリクを設立。並行して大学での研究活動もつづけ、中央大学、立正大学において教鞭を執っている。また、定期的に日仏関係史に関する研究をフランス語と日本語で発表している。現在、フランス社会科学高等研究院日本研究所客員研究員をつとめる。

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